今朝方、知り合いの不動産業者I氏から、今お願いしている物件情報の収集について、突然「協力できなくなった」と連絡がありました。理由を尋ねてみると、I氏が勤務する会社の同僚S氏との間で金銭トラブルがあったようで、そのことがきっかけでふたりともその会社にいれなくなったようです。
いつの時代も金銭トラブルが原因で、せっかくの人生を台無しにする人がいますが、
「お金」との係わり方というのは、日頃からよっぽど人間を鍛えていないと
誰でもすぐに自分を見失ってしまうものだと思います。
「お金」というのは、今の経済社会においては無くてはならないものですが
だからと言って、闇雲に「売上!」「売上!」と走るのはちょっと違います。
当然、企業経営をしていたら常にある一定の売上が必要になりますし
プライベートにおいては、家族が生活をしていくだけの給料が必要です。
しかし、「お金」に捉われすぎてしまうと、いつか自分を見失い、
時として、人間として正しい判断ができなくなってしまいます。
私が普段学んでいる盛和塾では、
稲盛塾長から「利益は追うものではない。利益は後からついてくるもの」だと教わっています。
その意味は、「売上を最大に、経費を最小に」すること。
つまり、利益とはその差であって結果として出てくるものだということです。
では、売上をあげるにはどうしらいいのか。
それは、「事業の意義・目的を明確にし、その上で誰にも負けない努力をすること」だと教わっています。
- 自分の会社は何のためにこの社会に存在しているのか。
- この社会において、どんな役立ちを担っているのか。
- このことを自分自身が腑に落ちるまで考え抜きなさい!といつも言われています。
つまり、お金儲け、利益を上げることは決して悪いことではありませんが
「利を求むるに道あり」ということなのです。
明日は我が身。これからも日々心の鍛錬を怠らないよう努めていかねばなりません。