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区分所有物件(分譲マンション)と一棟売り物件

不動産投資と言えば、区分所有のマンション(いわゆる分譲マンション)と土地付建物の物件(いわゆる一棟売り物件)が一般的ですが、よく「どちらの方が投資対象としていいですか?」という質問を受けることがあります。

 この質問については、人それぞれの投資スタンスまたは個々の属性(年収・資産・年齢・職業…)によって異なるものなので一概にどちらがいいと断言することはできません。

 

ただ、それぞれに一長一短があるので、それらを理解したうえで判断されるといいと思います。よかったら参考にしてみてください。

     

◆区分所有マンションの長所

・販売価格が少額なので購入しやすい

・設計、施工、管理がしっかりしている
・修繕のための積立金が積み立てられている
・維持コストが安価である
・建物構造部に関しての補修は、原則「管理組合」が行う
・固定資産評価額と実勢価格の乖離が大きいので、節税対策に有利

 

◆区分所有マンションの短所
・管理規約によってリフォームや賃貸の制限、その他諸々の制限がある
・修繕積立金・管理費がずっと徴収される
・売却する際の価格は、同一棟内の取引事例の影響をかなり受ける

・空室になると収入は「0円」   (入居率は100%か0%)

・規約や修繕、建替えなど、重要な決議事項は管理組合の総会で行う

 

◆一棟売りの長所
・土地の資産価値がある
・バリューアップによる収益力向上は、区分所有のマンションよりも可能大

・将来、建替え・売却などする際の選択肢が多い

・家主業としての資産形成が展開しやすい

・好景気時には、流通価格が高騰する。


◆一棟売りの短所

・販売価格が高額になりがち

・設計、施工、管理の面では分譲マンションよりも劣る

・維持管理の手間がかかる

・株式や債券などの金融商品などに比べて、流通性が低い(換金に時間がかかる)

 以上、思いついたままに列挙してみましたがいかがでしょうか?

これらを参考に、自分はどのタイプか「区分所有マンション」向きか、「一棟売り物件」向きか考えてみるいい機会かもしれませんね!